骨格ウェーブに似合うカーディガン|丈や首元の特徴・おすすめコーデ・似合わないデザインの特徴を解説!
2025.10.27
シャツは、オンオフ問わず活躍するファッションの定番アイテムです。
しかし、骨格ウェーブの方の中には「なぜかシャツが似合わない」「着られているように見える」と感じ、苦手意識を持つ方も少なくありません。
骨格ウェーブの方がシャツをおしゃれに着こなすためには、体型の特徴に合った素材やデザインを選ぶことが重要です。
この記事では、骨格ウェーブに似合うシャツと似合わないシャツの具体的な特徴を、スタイルアップして見える着こなし術やコーディネート例とあわせて解説します。
シャツ選びに悩んでいる方、着こなしの幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてください。

骨格ウェーブタイプの魅力を最大限に引き出すシャツの特徴は、次の4つです。
「とろみ」や「柔らかさ」のある素材
ショート丈やコンパクトなシルエット
襟部分にフリルやボウタイなどの装飾がある
ネックラインが詰まり気味
ここからは、それぞれの特徴を詳しく解説します。
骨格ウェーブの方には、レーヨンやポリエステル、シフォンなどのとろみ感のある柔らかい素材のシャツがおすすめです。
とろみ感のある柔らかい素材は、身体のラインを拾いすぎず、骨格ウェーブの柔らかな肌質になじみ、きれいな落ち感で上品な印象を演出してくれます。
素材の柔らかいシャツを選ぶことが、似合う一枚を見つけるための重要なポイントです。
着丈が短いショート丈や、身体のラインに沿うコンパクトなシルエットのものを選ぶことも、骨格ウェーブの方が似合うシャツを選ぶための重要なポイントです。
骨格ウェーブは、身体の重心が下半身にある下重心の体型です。
そのため、着丈の短いトップスを合わせることで視線が上に集まり、全身のスタイルアップ効果が期待できます。
大きすぎるサイズは服に「着られている」印象を与えやすいため、肩のラインが合ったジャストサイズを選びましょう。
シルエットを意識するだけで、全体のバランスが整いやすくなります。
骨格ウェーブの方は、フリルやボウタイ、ギャザーなど、顔周りに装飾のあるデザインのシャツが得意です。
華奢な上半身に立体感をプラスすることで、視線が自然と上に集まり、全身のバランスが整って見えます。
シンプルなシャツではデコルテ周りが寂しい印象になりがちですが、華やかなデザインを選ぶことで、アクセサリーがなくても顔周りが明るく見えます。
また、小さめの襟や、袖にデザイン性のあるシャツも、同様の効果が期待できるためおすすめです。
首元が詰まり気味のネックラインを意識することも、骨格ウェーブの方のシャツ選びには大切です。
骨格ウェーブは上半身が華奢なため、胸元が大きく開いたデザインのシャツを着ると、デコルテが寂しく見える恐れがあります。
バンドカラーやクルーネック、ボウタイなどで首元が隠れるデザインを選ぶことで、上品な印象になりバランスも取れます。
シャツのボタンを上まで留めて着用するのもよいでしょう。首元の開き具合に注目すれば、より似合うシャツが見つかります。

これまでシャツ選びに失敗してきた方は、無意識に骨格ウェーブが苦手とする特徴のシャツを選んでいた可能性があります。
骨格ウェーブの方に似合わないシャツの特徴は、次の3つです。
オーバーシルエット
着丈が長い
硬めの素材で作られている
一つずつ詳しく見ていきましょう。
骨格ウェーブの方は、肩が落ちたドロップショルダーや、身幅が広いオーバーシルエットのシャツが苦手です。
上半身が華奢な骨格ウェーブが大きなサイズのシャツを着ると、服の大きさに身体が負けてしまい、「着られている感」が出やすくなります。
また、本来の柔らかな身体のラインが隠れることでスタイルが悪く見える恐れもあります。
トレンドのオーバーサイズのシャツを取り入れる際は、素材や着こなしの工夫が必要です。
お尻が隠れるような着丈の長いシャツも、骨格ウェーブの苦手アイテムです。
もともと下重心の体型が特徴の骨格ウェーブの方が、丈の長いトップスを着ると、さらに重心が下がって見えます。
その結果、胴が長く見え、全体のバランスが悪くなってしまう可能性があります。
ロングシャツをワンピースのように着こなす場合を除き、トップスとして着るシャツは腰骨あたりまでのショート丈を選ぶことが基本です。
パリッとしたハリのある硬い素材のシャツは、骨格ウェーブの体型や肌の質感と馴染みにくいため、避けましょう。
綿100%のワイシャツや、ハリの強いリネンシャツなどの硬めの素材で作られたシャツは、骨格ウェーブの持つ柔らかな身体のラインに沿わず、角張ったシルエットを作ってしまいます。
その結果、素材感だけが浮いて見え、ちぐはぐな印象を与える恐れがあります。

骨格ウェーブに似合うシャツを選んでも着こなし方により印象は変わりますし、少し苦手な特徴を持つシャツでも、着こなしの工夫次第でおしゃれに見せられます。
ここでは、骨格ウェーブの方がシャツを着るときにスタイルアップできる、次の3つのテクニックを紹介します。
ワンピースやTシャツに軽く羽織る
ハイウエストのボトムスで脚長効果を最大化
前だけインや全インでウエストマーク
すぐに試せるものばかりなので、ぜひ明日から取り入れてみてください。
骨格ウェーブの方がスタイルアップするシャツの着こなしテクニックの一つは、シャツをボタンのついたトップスとしてではなく、アウターのように「羽織り」として活用することです。
キャミソールワンピースやTシャツの上にシャツを羽織ることで、縦のラインが強調され、すっきりとした印象になります。
苦手なハリのある素材のシャツでも、羽織りとしてなら取り入れやすいでしょう。
シャツを羽織りとして活用する際は、袖を少しだけまくって手首を見せたり、襟を少し後ろに引いて「抜き襟」にしたりすると、こなれ感が出ておすすめです。
骨格ウェーブの方がシャツを着こなす上で、ボトムスにハイウエストのものを選ぶことは大きなポイントです。
ウエストの位置が高いボトムスを合わせることで、下がり気味な重心をぐっと引き上げ、脚を長く見せる効果が期待できます。
シャツの着丈が少し長い場合でも、ハイウエストのボトムスにインすることでバランスを調整できます。
パンツならテーパードパンツ、スカートならフレアスカートなど、下半身のラインをきれいに見せるボトムスを選べば、さらなるスタイルアップにつながります。
シャツの裾をボトムスに入れる「ウエストイン」は、簡単に重心を上げられる基本的なテクニックです。
シャツの裾をすべてボトムスに入れる「全イン」は、きれいめな印象になり、オフィススタイルにも適しています。
一方、シャツの前側だけを入れる「前だけイン」は、後ろの裾がお尻周りをさりげなくカバーしてくれ、カジュアルでこなれた印象になります。
どちらの着こなしもウエストの位置をはっきりとさせる効果があるため、メリハリのあるシルエットを作れるためおすすめです。

骨格ウェーブに似合うシャツの選び方や着こなしのコツが分かったところで、具体的なコーディネート例を見ていきましょう。
シーンに合わせた着こなしを知ることで、シャツスタイルの幅がさらに広がります。
今回は、次の4つのシーン別コーディネートを紹介します。
ボウタイブラウス×テーパードパンツで叶える上品スタイル
ショート丈シャツ×ハイウエストデニムでスタイルアップ
とろみシャツ×フレアスカートで作る大人フェミニン
キャミワンピースにシャツを羽織った軽やかな着こなし
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オフィスや少し改まった場面では、顔周りを華やかに見せるボウタイブラウスを選びましょう。
上半身に視線を集めるボウタイブラウスに、下半身をすっきりと見せるテーパードパンツを合わせることで、知的で上品なコーディネートが完成します。
よりきれいめに仕上げたいときは、足元にパンプスを合わせましょう。
ブラウスとパンツの色味をベーシックカラーで統一すれば、洗練された大人の着こなしになります。
休日のカジュアルスタイルには、ショート丈シャツとハイウエストデニムの組み合わせがおすすめです。
ショート丈のトップスとハイウエストのボトムスは、骨格ウェーブのスタイルアップを叶える王道の組み合わせです。
カジュアルなデニムスタイルも、このバランスを意識するだけでぐっと垢抜けた印象になります。
また、バッグや靴にきれいめなアイテムを取り入れれば、リラックス感ときちんと感が程よくミックスされた大人カジュアルなコーディネートに仕上がります。
デートやお食事会など、女性らしい雰囲気を演出したい日に最適な組み合わせは、とろみシャツとフレアスカートです。
身体のラインをきれいに見せるとろみ素材のシャツと、歩くたびに揺れるフレアスカートは、骨格ウェーブの柔らかな魅力を最大限に引き出してくれます。
シャツの裾はスカートにインして、ウエストラインをすっきりと見せましょう。
上品さと華やかさを両立した、フェミニンなスタイルを楽しめます。
少し肌寒い日や冷房対策には、キャミワンピースにシャツを軽く羽織ったレイヤードスタイルが便利です。
縦のラインを強調するキャミワンピースにシャツを合わせることで、体型をカバーしつつ、こなれた印象を演出できます。
シャツの袖を無造作にまくれば、手首の華奢さが際立ち、バランスよくまとまります。
ワンピースとシャツの色合わせ次第で、さまざまな雰囲気を楽しめます。

最後に、骨格ウェーブのシャツ選びに関して、多く寄せられる質問とその回答を紹介します。
疑問を解消して、さらにシャツ選びを楽しめるようになりましょう。
ユニクロやGUなどのファストファッションブランドでシャツを選ぶ際は、素材とサイズ感が重要なポイントです。
たとえば、素材にレーヨンが含まれているブラウスは、とろみのある骨格ウェーブ向きのアイテムが多いため、商品の素材表記を確認するとよいでしょう。
また、サイズ展開が豊富なため、身体のラインに合うコンパクトなサイズを選ぶことも大切です。
場合によっては、キッズサイズの大きめのものを試してみるのも一つの方法です。
骨格ウェーブの方にとってメンズライクなシャツは、サイズ感や素材が体型に合わず、服に「着られている」印象になりやすいため、着こなしが難しいアイテムです。
挑戦する場合は、とろみ感のある素材のものを選び、襟を大きく開けて抜き襟にしたり、袖をしっかりとまくって手首を見せたりと、着こなしで女性らしさを加える工夫が欠かせません。
また、アクセサリーやヒールのある靴を合わせるなど、小物でバランスを取ることも大切です。
シャツに合わせるアウターやジャケットも、シャツと同様にショート丈でコンパクトなシルエットのものがおすすめです。
特に、首元がすっきり見えるノーカラージャケットや、上品なツイードジャケットは、骨格ウェーブの華奢な上半身と相性が抜群です。
カジュアルなスタイルなら、丈の短いブルゾンもよいでしょう。アウターも重心を上げる視点で選ぶと、全体のバランスがさらに整います。
骨格ウェーブの男性の場合も、シャツ選びの基本的な考え方は女性と同じです。
ハリの強い硬い生地よりも、ビエラやレーヨン混など、少し柔らかさのあるソフトな素材のシャツがおすすめです。
また、オーバーサイズは身体の華奢さを強調してしまう可能性があるため、身体に程よくフィットするジャストサイズを選びましょう。
シンプルな無地のシャツよりも、細かい柄やチェック柄など、少し装飾性のあるデザインがおすすめです。
本記事では、骨格ウェーブの方がシャツを着ると似合わないと感じる理由から、似合うシャツの選び方、スタイルアップする着こなし術などを解説しました。
骨格ウェーブの方は、重心を上げるショート丈や上半身を華やかに見せる装飾、柔らかな肌質に合うとろみ素材を選ぶことで、シャツ選びの失敗を格段に減らせます。
骨格ウェーブのシャツ選びについては、ぜひ骨格診断の専門知識を持つ当サイトの情報を参考に、お気に入りの一枚を見つけてください。