骨格ウェーブジャケット商品一覧
骨格ウェーブの方がジャケットを素敵に着こなすためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、骨格ウェーブに似合うおすすめのジャケットをピックアップしたので、ぜひチェックしてください。
骨格ウエーブにジャケットが似合わないといわれる理由
「骨格ウェーブはジャケットが似合わない」という話を耳にして、苦手意識を持っている方もいるでしょう。
しかし、これは従来のジャケットのデザインが、骨格ウェーブの特徴と合わないケースが多かったためです。
主な理由として、次に示す3つが挙げられます。
硬め・厚めの素材でできたジャケットが多いから
腰より長めの着丈が多いから
襟元が大きく空いている傾向があるから
ここからは、それぞれの理由について詳しく解説します。
硬め・厚めの素材でできたジャケットが多いから
骨格ウェーブの方がジャケットを苦手と感じる理由の一つは、従来のジャケットに「硬め・厚め」の素材が多用されてきたためです。
骨格ウェーブは、上半身が華奢で、柔らかな肌質を持つことが特徴です。
そのため、ハリの強いウールや厚手のメルトン素材、硬いデニム生地などのジャケットを着用すると、素材の強さに身体が負けてしまいがちです。
結果として、服に着られているような印象を与えたり、実際よりもがっしりとして見えたりすることがあります。
腰より長めの着丈が多いから
ジャケットのデザインが「腰より長め」であることも、似合わないと感じる大きな原因です。
骨格ウェーブは、重心が下半身にあるため、スタイルアップのためには重心を上に見せることが重要です。
しかし、お尻が隠れるようなミドル丈やロング丈のジャケットは、視線が下に集まりやすく、重心をさらに下げてしまいます。
これにより、胴が長く見えたり、全身のバランスが取りにくくなったりすることがあります。
襟元が大きく開いている傾向があるから
従来のジャケット、特にテーラードジャケットに多い「襟元が大きく、深く開いている」デザインも、骨格ウェーブが苦手とする要素の一つです。
上半身が華奢で、胸元に厚みがない骨格ウェーブの方が、深く開いたVネックのジャケットを着ると、胸元が寂しい印象になりがちです。
また、襟(ラペル)の幅が広すぎると、上半身の華奢さとの対比で襟だけが目立ってしまい、バランスが悪く見える可能性があります。
骨格ウエーブに似合うジャケットの特徴
それでは、骨格ウェーブの体型を最も美しく見せるジャケットには、どのような特徴があるのでしょうか。
似合わない理由を解消する、重要なポイントは次の3つです。
ショート丈であること
素材が柔らかくて薄手であること
サイズ感はコンパクト・襟は小さくて丸みがあること
これらのポイントを押さえることで、ジャケットは骨格ウェーブのスタイルアップを叶える強力なアイテムになるでしょう。
ショート丈であること
骨格ウェーブに似合うジャケットの最も重要な特徴は、「ショート丈」であることです。
これは、低い重心を上に引き上げ、スタイルアップ効果を最大化するためです。
具体的には、ウエストの位置、あるいはそれよりもやや上になる着丈が理想的といえるでしょう。
ハイウエストのボトムスと合わせることで、脚を長く見せ、骨格ウェーブの持つ曲線の美しさを引き立てるバランスの取れたシルエットが完成します。
素材が柔らかく薄手であること
似合うジャケットの特徴として、素材が「柔らかくて薄手」であることも挙げられます。
骨格ウェーブの柔らかな肌質や、華奢な上半身の曲線に寄り添う素材を選ぶことが大切です。
たとえば、ツイード素材、ポンチ素材、とろみ感のあるポリエステル、リネン混など、身体のラインを拾いすぎず、ふんわりと沿うような質感が適しています。
これらの素材は、硬い生地のように着膨れする心配がなく、上品でフェミニンな印象を演出してくれます。
サイズ感はコンパクト・襟は小さくて丸みがあること
サイズ感がコンパクトで、襟のデザインが小さくて丸みがあることも大切なポイントです。
骨格ウェーブは、オーバーサイズのデザインよりも、肩幅や身幅がジャストサイズのコンパクトなシルエットが得意です。
また、上半身が華奢で胸元が薄い傾向があるため、襟のデザインも顔周りを重く見せない、コンパクトなものが適しています。
具体的には、「ノーカラー」や「ラウンドネック」のように襟がないデザインや、襟があっても「小さめ」で「丸みのある」ショールカラーなどがおすすめです。
これらのデザインは、華奢な胸元を寂しく見せず、顔周りを優しく華やかな印象に見せてくれます。
骨格ウエーブがジャケットを着こなすためのコツ
似合うジャケットを選んだら、次はそれをさらにスタイル良く見せる「着こなし」が重要になります。
骨格ウェーブの魅力を最大限に引き出すためのコツは、次の3点です。
「Xライン」を作る
インナーとボトムスは「ハイウエスト」で繋ぐ
ウエストマークをする
これらのテクニックは、どれも重心を高く見せ、メリハリのあるシルエットを作るために役立つでしょう。
「Xライン」を作る
骨格ウェーブがジャケットを着こなす上で最も大切なコツは、「Xライン」を意識することです。
Xラインとは、アルファベットのXのように、トップスで肩周りに適度なボリュームを持たせ、ウエストを絞り、ボトムスで裾に向かって広がりを持たせるシルエットのことです。
この「ウエストのくびれ」を強調することが、骨格ウェーブのスタイルアップに直結します。
ジャケットを羽織る際も、ウエストがシェイプされたデザインを選んだり、インナーとボトムスでくびれを作ったりすることで、メリハリが生まれ、重心が自然と上がります。
インナーとボトムスは「ハイウエスト」で繋ぐ
ショート丈のジャケットを最大限に活かすコツは、インナーとボトムスを「ハイウエスト」で繋ぐことです。
ジャケットの裾からボトムスのウエスト位置までが間延びしてしまうと、せっかくのショート丈も効果が半減してしまいます。
インナーをボトムスにタックインし、ハイウエストのスカートやパンツを合わせることで、ウエスト位置が明確に高くなります
これにより、ジャケットの裾との繋がりがスムーズになり、脚長効果が格段にアップするでしょう。
ウエストをマークする
ジャケットの着こなしにおいて「ウエストマーク」をすることも、非常に有効なテクニックです。
ウエストマークとは、ベルトやリボン、あるいは服自体のデザイン、つまりシルエットによってウエストのくびれを強調し、その位置を視覚的に明確にすることです。
重心が下がりやすい骨格ウェーブにとって、このテクニックでウエストの位置を高く見せることが、スタイルアップに直結します。
ジャケット自体にベルトが付属しているデザインや、ボタンを留めることで自然とウエストがシェイプされるデザインは、着るだけでXラインを作りやすくなります。
もしジャケットの前を開けて着る場合は、インナーとボトムスの境目に細めのベルトを使ったり、ウエストが絞られたデザインのワンピースを中に着たりするのもよいでしょう。
【シーン別】オフィス・オケージョンの「正解コーデ」実例
骨格ウェーブの方がジャケット選びで特に悩むのが、TPOが求められる「オフィス」や「オケージョン」の場面でしょう。
ここでは、具体的なシーン別に、失敗しないための「正解コーデ」のポイントをご紹介します。
オフィスで活躍するセットアップの選び方
オケージョンのセレモニースタイル
休日に着こなすカジュアルジャケットコーデ
それぞれのシーンに合わせたアイテム選びと、着こなしのコツを見ていきましょう。
オフィスで活躍するセットアップの選び方
オフィスでのジャケットスタイルは、信頼感と清潔感が求められます。
骨格ウェーブの方がセットアップ(スーツ)を選ぶ際は、ジャケットは「ショート丈のノーカラー」デザインがおすすめです。
素材は、ポンチ素材や、とろみ感のあるポリエステルなど、柔らかくてもきちんと感の出るものを選びましょう。
ボトムスは、「ハイウエストのテーパードパンツ」や「タイトスカート」を合わせると、重心が上がり、知的な印象になります。
インナーには、ボウタイブラウスや胸元に装飾のあるカットソーを合わせると、華やかさがプラスされます。
オケージョンのセレモニースタイル
入学式や卒業式などのオケージョンでは、上品な華やかさが重要です。
骨格ウェーブの方には、素材感が得意な「ツイード素材」のノーカラージャケットが適しています。
着丈はやはりショート丈を選び、ワンピースやプリーツスカートと合わせるのがよいでしょう。
色は、ベージュ、ライトグレー、ネイビーなどが定番です。
胸元が寂しくならないよう、パールのネックレスやコサージュ、ブローチなどで顔周りにアクセントを加えると、全体のバランスが整います。
休日に着こなすカジュアルジャケットコーデ
休日のカジュアルスタイルでも、ジャケットは活躍します。
たとえば、オケージョンで使ったツイードジャケットに、デニムパンツとロゴTシャツを合わせることで、上品なカジュアルミックスコーデが完成します。
また、リネン混などの軽やかな素材のジャケットに、ロング丈のフレアスカートやワンピースを合わせるのもよいでしょう。
この場合も、ジャケットはショート丈を選び、インナーをタックインしてハイウエストを意識することが、スタイルアップの鍵となります。
骨格ウエーブに似合う「テーラードジャケット」の選び方と着こなし術
骨格ウェーブの方が特に苦手意識を持ちやすいのが「テーラードジャケット」です。
しかし、選び方と着こなし術さえ押さえれば、テーラードジャケットも素敵に着こなすことが可能です。
ここでは、その具体的なテクニックを3つ紹介します。
ボウタイブラウスやシアートップスで胸元を補う
ポンチ素材やとろみ素材など落ち感のある生地を選ぶ
ボタン位置が高めの1つボタンデザインでXラインを強調
これらの応用テクニックを使って、ぜひテーラードジャケットにも挑戦してみてください。
ボウタイブラウスやシア―トップスで胸元を補う
テーラードジャケットの深いVネックが苦手な場合、インナーで胸元を補う方法が有効です。
たとえば、首元にデザインのある「ボウタイブラウス」を合わせると、Vネックの開きが自然に埋まり、視線が上に集まります。
また、首元が詰まった「シアートップス」や「ハイネックのレースインナー」を重ねるのもよいでしょう。
これにより、胸元の寂しさが解消され、華やかさとトレンド感を同時にプラスできます。
ポンチ素材やとろみ素材など落ち感のある生地を選ぶ
テーラードジャケットを骨格ウェーブが選ぶ際は、素材選びが非常に重要です。
一般的なウールやギャバジンといった硬い素材は避け、「ポンチ素材」や「とろみ素材(ポリエステルなど)」のように、柔らかく落ち感のある生地を選びましょう。
これらの素材は、肩のラインや上半身の曲線に自然に沿ってくれるため、硬い素材特有の「着られている感」が出ません。
軽やかな素材感は、骨格ウェーブの上品な雰囲気を引き立ててくれます。
ボタン位置が高めの1つボタンデザインでXラインを強調
テーラードジャケットのシルエットも確認が必要です。骨格ウェーブがテーラードジャケットを着こなすには、ウエストシェイプが明確なデザインである必要があります。
特に、ボタンの位置が高めに設定された「1つボタン」のデザインは、留めるだけで自然とXラインが強調され、ウエスト位置を高く見せてくれます。
逆に、ボタンの位置が低いデザインや、身幅が広いボックスシルエットは、重心が下がって見えるため注意が必要です。
骨格ウエーブのジャケットについてよくある質問
最後に、骨格ウェーブのジャケット選びについてよくある質問を紹介します。
男性の場合や、ジャケット以外の似合うアウターについても解説します。
メンズの骨格ウェーブに似合うジャケットは?
骨格ウェーブの特徴は、男性の場合でも共通する部分があります。
上半身が華奢で、柔らかな質感を持つ傾向があるため、やはり硬すぎる素材や大きすぎるサイズは避けるのが賢明です。
具体的には、肩パッドが薄く、着丈が短めで、ウエストが程よくシェイプされたデザインが似合いやすいでしょう。
素材も、ウールよりは、柔らかいポンチ素材やジャージー素材、アンコンジャケットと呼ばれる芯地のない軽い仕立てのものが適しています。
ジャケット以外に似合うアウターはある?
ジャケット以外にも骨格ウェーブに似合うアウターはたくさんあります。
選ぶ際のキーワードは、ジャケットと同様に「ショート丈」「柔らかい素材」「ウエストマーク」です。
たとえば、ショート丈のトレンチコート、コンパクトなシルエットのブルゾン、ウエストをリボンで絞れるデザインのガウンコートなどが挙げられます。
また、冬のコートであれば、ファー素材やボア素材も、骨格ウェーブの柔らかな質感と相性が良いといえるでしょう。